今週のお題「最近おもしろかった本」
はてなが設定するお題で書いてみる。最近出た本ではないが、別に構わないだろう。
「大君の通貨」は、幕末の為替レートの話。英米の外交官が、軍事力をチラつかせてムチャクチャな為替レートを幕府に押し付ける話である。
これによって
- 日本から莫大な金が流出した。
- 幕府が財政難に陥った。
- 民衆の生活が苦しくなった。
そして、これらのことが維新につながったというのである。
どこまでがフィクションかはわからない。
日本国内の外国人は恨まれて斬られたし、日本人はドルの受け取りを拒んだ。為替レートを無理やり決めても、ロクな結果にならないということは昔も今も変わらないように思う。